2017年2月4日土曜日

 YAMAHA C2a プリアンプ
 
 今より30年以上前に購入しつい最近まで現役稼働していた名器です、一番の特徴は機器を感じさせないことに有ると思っています、音は率直で無色透明、周波数レンジは広くスピード感も有ります、他のアンプと聴き比べるとほんの僅か音が柔らかくなっているようです。

[YAMAHA C2a]
 内部を見てみると基本的なデバイスは最高級品を使用し、信号のルートよりはコンデンサが極力排除され、一般的な電解コンデンサは電源部に使用されているのみです。
 購入後にアンプを開け、安物のデバイスが使われていたときは交換しようと思ったのですが全く手が出ませんでした、すごい設計がされています。

 このアンプも寄る年並みには勝てず近年になって何度も修理しました。
 一番の原因はケースの密閉性に有ると思っています、昔の性能を狙ったトランジスタアンプですので思ったよりもパワーを食っています、アンプ上面を触ると結構熱くなっていますが周りを見ると放熱口らしきものはありません、内部回路はかなり高温になっているでしょう。

[故障部品と予防のため交換した部品]
 幸いなことに回路図がネットよりダウンロードできますので故障しても何とか修理出来ます。
 このアンプで故障した箇所は出力部のトランジスタが2回、入力部のトランジスタが1回、フィルムコンデンサの容量抜けが1回と熱に起因する故障が多くなっています。
 我が家でのこのC2aは、改造C29にメインシステムのプリアンプの座を明け渡し、作業場のサブアンプとして余生を送っています。



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