2017年2月4日土曜日

 チャンネルデバイダーの製作

 スピーカーはマルチチャンネルのアンプ構成になっていますので、そのためのチャンネルデバイダーを使用しています、このデバイダーは20年以上前に作成した物で音に不満があり、退職後の長時間視聴する今は気になりますので、チャンネルデバイダーを新規設計して製作するよう計画しました。

 このデバイダー設計当時の状況は、部品の入手やパラメーターの計算に関し限定された事しかできなくて、チェビシェフ特性のフイルターを組み込んでいました、チェビシェフ特性はカットオフ周波数付近の位相が乱れますので、この特性をベッセルに変えたフィルターを新たに設計するようにしました、ベッセル特性は位相の乱れが少ないことで知られています、またクロスオーバー周波数も変えられるようにしました。

[新チャンネルデバイダー外観]
 新たなデバイダーのケースは昔使っていたSONY 4300Fを流用し省力化、設計製作に関してはネットワーク環境や通販のシステムを活用しました。
 設計はwebページでパラメーターを入れれば計算してくれるツールがあり無料で使用できます、またwebの通販ではあらゆるパーツを数日後に手に入れることも可能でした。
 このようにネットワークには大いに助けられ、この状況がなければ新たなチャンネルデバイダーの製作はできなかったでしょう。

(この10年のネットワークや流通の進歩はすごいの一言です、yahooやamazonで「ぽちり」とやる弊害もでてきましたが)

 結果ですが、新たなデバイダーは大成功で音はまろやかになりソースを選ばなくなりました、たぶんですがクロスオーバー周波数付近の位相の乱れのせいで音が荒れていたのだと思います、長時間の視聴も全く問題ありません。

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